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リクルートとリコーから学ぶ、研究開発の着想をイノベーションにつなげる組織マネジメントと方程式

Business Book Acadey 2016.01.18セミナーレポート

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 注目のイノベーターやビジネスパーソンを招聘し実施している無料イベント「Business Book Academy」(協賛:日立製作所)。2016年1月は、株式会社リクルートマネジメントソリューションズ エグゼクティブプランナーの井上功氏、株式会社リコー技術研究所フォトニクス研究センター長の中村孝一郎氏を招いて、研究開発の成果として生み出される着想・発明(Invention)を、いかにしてイノベーションに繋げるのか、その実行局面で重要になる「組織マネジメント」をいかに行うのかなどが語られた。その内容をレポートする。

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イノベーションを担う人材の理解と組織文化

 どうやってイノベーションを起こすのか――。その答えは多くの起業家や研究者によって探求されている。イノベーションの成功事例が100あれば、100通りのプロセスがあるだろう。

 第1部に登壇したリクルートマネジメントソリューションズの井上氏は、イノベーション事例の研究・実践の過程で、イノベーションの井上氏流の定義、イノベーションを担う人材に共通する特徴をつかんだという。

井上功株式会社リクルートマネジメントソリューションズ エグゼクティブプランナー 井上功氏

「イノベーションとは何か」の“シンプル”な定義

 講演冒頭、井上氏は自身で開催する企業向けのイノベーション・ワークショップの内容を紹介した。

現在は当たり前に存在し、20年前には無かったものをいくつか頭に思い浮かべてください。何が思い浮かびますか?

身近な例ではスマートフォンやタブレット端末、ビジネスではクラウド・コンピューティングや3Dプリンター、といったところでしょうか。ご当地キャラクターの「くまモン」も、まだ登場していなかったですよね。

ワークショップで20年前には存在していなかったものをと聞くと、これ以外にも多くのものが出てきます。共通しているのは、「大きな市場価値」を生みだしているということです。「くまモン」は約1200億円の経済効果を生み出したという試算もあるほどです。

 「イノベーション」という捉えどころのないものの実態を掴むために、これほどわかりやすいものもないだろう。以前はその概念すらなく、現在の生活では当たり前になったもの。つまり、「以前は存在がなかったが、現在は大きな市場価値を生み出したものがイノベーション」という定義は非常にシンプルだ。

 当然ながら、20年前には存在しなかったイノベーティブな製品・サービスには、その開発を担った人間が必ずいる。どんな人材がその役割を担うのだろうか?

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“ヨソ者・バカ者・ワカ者”が作り出す「情念」のイノベーションとは?

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【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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