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個人とチームの力を引き出し、結果を生み出す「クリエイティブリーダーシップ」とは何か?

Business Book Acadey 2016.03.18セミナーレポート

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クリエイティブリーダーシップが発揮される具体的なシーン(大本綾さんの場合)

 クリエイティブリーダーシップがどのようにチームの成果につながるのか、大本氏は自身が最近経験したという具体例を紹介した。それは、大本氏がプライベートな教育活動を一緒にしているメンバーと、Skypeで議論をしたときのことだ。ひとりが新しい勉強会を立ち上げたいという相談を持ちかけ、「みんなが参加したくなる勉強会を考える」というテーマで話し合った。発案者の問題意識やビジョンは明確だった。議論したメンバーは過去1年間、ビジョンを共有しながら協働をしていた仲間でクリエイティブリーダーシップの資質もあった。しかし、実行するためにはアイデアをさらに具体的なものにし、合意形成をチームで行う必要があった。

 ここで「自分をリードする」というのはどのようなことか。それは、自分がその場に対してどんな影響を及ぼしているか俯瞰視して理解するところから始まる。例えば、無言でいるだけでも場に悪影響をおよぼすことがある。大本氏は、最初は疲れていてなかなか集中できない状態だったが、そういう自分を認識し、傍観者でいることでせっかく生まれそうなアイデアを消してしまうリスクを感じた。そこから「自分自身が、たとえ疲れていても参加したくなるような勉強会とはどんなものか」と考える方向にマインドをシフトし、主体的に議論に参加した。これが自分をリードするということだ。

自分をリードする

 「チームをリードする」ためには、まず「なぜ勉強会をやりたいのか」という、ポジティブな問いにフォーカスした。そして、思い浮かんだアイデアをつぎつぎにぶつけてお互いの反応を観察することで、相手のニーズや意見を察知し、自分の意見や提案を調整していくことで、議論を進めたという。

チームをリードする

 「結果をリードする」ということについては、「楽しかった学びはこういうことだ」という実体験を語り、それぞれのメンバーが意見を出しやすい雰囲気を作りながら、「規模は小さくても形にしてみよう」という意志をお互いに表明し合うことで、最終的にはあるひとつのアイデアに導いた。

結果をリードする

 このとき生まれたのは、座って学ぶのではなく、題材となる町を歩き、対話をしながら学ぶ実践型の勉強会、「Walk & Walk」というアイデアだ。このアイデアが出た後、裏付けとなるデータも調べたところ、スタンフォード大学の創造的思考に関する調査で、「自由な発想を求められるテストにおいては、歩きながら考えた人たちの方が座って考えた人たちよりも良い結果を導き出した」というデータがあることが分かった。ここまでが、1時間ほどのミーティングでできたことだという。

 このアイデアが出た後、発案者が裏付けとなるデータも調べ、スタンフォード大学の創造的思考に関する調査で、「自由な発想を求められるテストにおいては、歩きながら考えた人たちの方が座って考えた人たちよりも良い結果を導き出した」というデータがあることが分かった。ここまでが、1時間ほどのミーティングの成果だという。クリエイティブリーダーシップは、集団でその資質を持ち合わせることで、創造的で生産的な議論を生み出し、さらに高い効果を発揮するのだ。

Walk & Walk

  続いて行われた第2部では、クリエイティブリーダーシップを「体感」するためのミニワークショップが実施された。講演中心の前半とは一変し、会場が一気に活性化されていった。

(編集部より)続きは、以下からお読みいただけます

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