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Design Ethos 生活文化力という資質

“ビッグシフト”を日本の好機にする「外部の取り込みや内部の異質化」と「感性への自負」

Design Ethos 生活文化力という資質:第3回

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企業が「クリエイティブな外部」を取り込む際に必要なこと

 では、「感性への自負」を高めるために企業レベルではどういったことが出来るだろうか。自分自身の経験を振り返って思うのは、個々の感性は環境が作るということである。シーモアパウエルに入社した10年前に比べ、欧州人の同僚や友人になんとなく同調しながら、自分自身も必然的に自己中になった(自分の感性や価値観に自然な自負が持てるようになった)。「空気なんか読まずに自己中に意見してくれ」と指示されて翌日から実行できる人などいない。頑張った結果「日本人のくせに」と周囲から浮いて終わる。しかし環境が変わると自然な形で人も変わっていく。

 “自己中環境”を作るための手っ取り早い方法は、自己中な外部を取り込んでしまうことだ。つまり、自社のクリエイティブ活動の一員としてそうした外部を取り込み、日本人が得意な同調を彼らと図ることによって、自己中化することが効果的な方法の一つだと思う。その手段の1つは「外国人雇用」だ。しかし、当たり前なアイデアのように思えるが、他国の先進国企業と比較して日本企業のクリエイティブ関連の外国人就業率は驚くほど低い。平均したら数パーセントではないだろうか。私はその理由を、「即戦力ではなく育つ人材を求める風土」だと思っている。

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この記事の著者

池田 武央(イケダ タケヒロ)

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