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ブロックチェーンの可能性と課題

ブロックチェーンは「分散型社会」をもたらすのかを、組織経済学の視点で考察する

ブロックチェーンの可能性と課題:第9回

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「組織経済学」から見た自律分散型組織

 さて、こうしたブロックチェーンの持つ「分散性」に着目して、分散型の組織を作ることができるという議論は早い段階から生まれてきた。本連載の第3回でも取り上げたDAO (Decentralized Autonomous Organization)という概念である。ビットコインを一つの会社として眺めてみれば、そこには上司もなく、雇用契約も無いにもかかわらず、各ノードがいわば社員のような役割を果たして、ビットコインというデジタル資産の登録管理業務を行っている(図3)。完璧にコード化された業務を各社員(ノード)が行い、その結果は他のノードが確認する。結果が条件を満たしていると判断されれば、報酬が支払われる。この報酬が、新規発行されるビットコインである。

ビットコインに見る自律分散型組織図3.ビットコインに見る自律分散型組織

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この記事の著者

高木 聡一郎(タカギ ソウイチロウ)

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