PR

「Agile Open Innovation」が可能にする次世代プロトタイピング──クライアントとデザイナーとエンジニアの幸せなコラボレーションの形

 株式会社ゆめみが2016年9月に製造業向けにリリースした新サービス「Agile Open Innovation(Agile O.I.)」は、タブレットやスマートフォン上で実際に動くプロトタイプを素早く開発できることが売りのサービスだ。株式会社ゆめみ 取締役 工藤 元気 氏、CTO(最高技術責任者) 齊藤 祐輔 氏、ソフトウェアエンジニアの柳瀬 薫 氏、Web Designerの木村 昌代 氏に、開発の背景、社内協業の変化、実プロジェクトでのクライアントとの活用方法を伺った。

[公開日]

[語り手] 工藤 元気 齊藤 祐輔 柳瀬 薫 木村 昌代 [取材・構成] やつづかえり [編] 栗原 茂(Biz/Zine編集部)

[タグ] プロトタイピング 事業開発 オープンイノベーション UI UX

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

営業の段階から「実機で動く」プロトタイプを見せることが可能に

同社が飲食業向けに開発したクーポンサービスのデモアプリは、従来の4分の1ほどの工数で完成したそうだ。この生産性の高さを活かし、「Agile O.I.」はサービスのアプリ開発をはじめ、社内承認や提案用のモック、展示会用のデモ構築などへの利用が見込まれている。

「Agile O.I.」「Agile O.I.」の手法で開発されたクーポンサービスのデモアプリ

 「Agile O.I.」を支えるのが、同社が独自に開発したツール「View Generator(仮)」だ。デザイナーが作成したデザインファイルからアプリのプログラムファイルを生成するという形で、プロトタイプを作ることができる。それによって、営業の段階から実機上で操作もできるプロトタイプを見せて印象付けられることに始まり、クライアントと早期にイメージのすり合わせができ、チーム内のコミュニケーションや作業の手間を軽減し、結果として品質のブラッシュアップに時間をかけられるといったメリットが生まれるという。

 株式会社ゆめみが「Agile O.I.」という新しい手法を開発した背景には、アプリ開発のプロジェクトにおいてクライアントが最も注目し、様々な要望が出やすいのがUI(ユーザーインターフェース:ユーザーが目で見たり、操作したりできる要素)であること、一方で開発者としては、セキュリティや通信機能など、UI以外にも注力しなければいけない点が多くあるという事情があった。

 従来型の開発手法では、提案やデザインのフェーズでは静止画でデザインを確認し、それをもとにエンジニアが開発にはいる。すると、アプリが実際のデバイス上でどのように表示され、動くのかをクライアントが確かめるのはかなり後の工程になり、静止画で見ていたものとは印象が異なるということもままある。そうなると、エンジニアは開発が進んだ段階でデザインの修正対応に追われ、他の部分の開発にかけられる時間が圧縮されるということが起きるのだ。

 また、同社のクライアントはナショナルクライアントと呼ばれるような大企業が多く、デザインを行うのはクライアントが別途指名した社外のデザイナーであることもある。その場合、デザインの意図をエンジニアが汲み取ることが相対的に難しくなり、これも後で修正が発生する要因となる。しかし大企業ゆえに、納期を延ばすことが難しいケースも多く、そういった修正要望に対応しつつ、なんとかスケジュール通りに納めなければならないという課題があった。クライアントのニーズに応えつつ品質の高い製品を開発するには、開発プロセスを抜本的に変える必要があったのだ。

バックナンバー