シンギュラリティ大学が提唱する「エクスポネンシャル思考」、起業家に求められる問題解決

Global Impact Challenge レポート Vol.2 Singularity University Pascal Finette氏(講演抜粋)

 2017年2月25日、貧困や環境問題などのグローバルな社会課題に対して最先端技術を用いたソリューションアイデアを募集する起業家ピッチ「シンギュラリティ大学 ジャパン グローバルインパクトチャレンジ(GIC)」の優勝者決定セレモニーが開催され、基調講演にシンギュラリティ大学スタートアップソリューションバイスプレジデントのパスカル・フィネット(Pascal Finette)氏が登壇した。講演内容を抜粋してお伝えする。

[公開日]

[講演者] パスカル・フィネット [取材・構成] 有須 晶子 [編] 栗原 茂(Biz/Zine編集部)

[タグ] スタートアップ AI・機械学習 ロボット 指数関数的成長 エクスポネンシャル シンギュラリティ シンギュラリティユニバシティ エクスポネンシャル思考

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シンギュラリティ大学の「グローバルソリューションズプログラム(GSP)」とは

 シンギュラリティ大学(Singularity University、以下SU)は、宇宙産業界の連続起業家、ピーター・ディアマンデスと人工知能研究の世界的権威、レイ・カーツワイルが設立しました(2008年)。二人は、当時から各種のテクノロジーが指数関数的に進化していることを理解し、そうした技術が融合することで、個人、企業、社会のあり方が根本的に変わると考えていました。SUは、人類の大きな課題に対して指数関数的に進化する技術を活用する方法について、教育・支援プログラムを数多く提供しています。

 「グローバルソリューションズプログラム(GSP)」は、シリコンバレーにあるSUのキャンパスで開催される10週間のプログラムです。参加者は、最初の5週間で一流の専門家から人工知能、ロボティクス、ナノテクノロジー、合成生物学といった最先端の技術動向を学びます。後半では、前半で学んだ知識や自分が既に有していた知識を活用して世界的な問題を解決する方法を提案します。

 今回のグローバルインパクトチャレンジ(GIC)は、GSPに才能ある参加者を集める方法の1つでした。GSPの参加者は、技術者や起業家など多様な背景を持つ約90人を40か国以上から、ほぼ男女半々になるように分けて選抜しています。

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