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共創し学習する新しい組織論

なぜ新規事業の芽は“合理的”にミドルに摘まれるのか──「共進化ロックイン」の罠

共創し学習する新しい組織論:第6回(コラム第4回)

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新規事業の芽を摘む「共進化ロックイン」の罠とは?

 しかし、インテルは後に共進化ロックインと呼ばれる、既存戦略の慣性力によって、新しい事業が生み出されなくなる問題に悩まされることになる。インテルは、パソコン用のCPUで大成功を収めたが、これはパソコン市場の成長とインテルの戦略的成長が共進化した結果である。しかし、この共進化関係がロックイン、つまり、固定化されてしまうことは、イノベーションが外部で様々に発生することに対処できなくなることを意味する。

 以下の図は、共進化ロックインの状態を表した図である。先に紹介した図と比較すると大きく2つの点が変化している。ひとつは、誘導された戦略行動から自律的戦略行動への新しい矢印が生えていること、もうひとつは、戦略的文脈が消滅していることである。

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この記事の著者

宇田川 元一(ウダガワ モトカズ)

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