アペルザが総額6億円の資金調達を実施――人材拡充、海外進出、Eコマース事業展開を強化へ

製造業向けカタログポータル「Cluez(クルーズ)」が急成長

 アペルザは、ジャフコ(JAFCO)および既存投資家であるGMOVenturePartnersがそれぞれ運営するファンドを引受先とし、総額6億円の第三者割当増資を実施したことを発表した。今回の調達により、急成長中である既存事業の人材拡充に加えて、海外進出およびEコマース事業への展開を強化するとしている。

[公開日]

[著] BizZine編集部

[タグ] 事業開発

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 アペルザの主力サービスである製造業向けカタログポータル「Cluez(クルーズ)」が昨年末より急成長し、2016年10月の正式リリース時点で約500社であった出展企業数は、4,000社を超える規模となり、収録カタログ点数は約1万3千点にまで成長しているという。

 利用者数とともに業界内での存在感が増すなか、各種工業会や地方自治体および金融機関等との協業を通じた新たな取り組みも進めている。また「アペルザ認定アンバサダー」を通じて全国の専門家とのネットワークを構築し、製造業の中小企業支援を積極的に行っている。

 アペルザは2016年7月の創業以来、「ものづくりの産業構造をリデザインする」というミッションのもと、製造業向けに特化したインターネットサービスを次々と送り出してきたという。製造業事業者にとって購買業務の負荷は高く、特に製造設備で使用される部品の選定には設計業務全体の60%以上の時間を要するという調査結果も出ているという。

 そうした業務の負荷を低減し生産性を向上するため、製造業向けカタログポータル「Cluez(クルーズ)」をはじめ工業用資材の価格検索サイト「Aperza(アペルザ)」などを提供している。今後は、購買業務の急速なオンラインシフトや調達のグローバル化といった市場環境の変化を加味して、以下の3つの分野への投資を強化していくという。

 1. 急成長中であるCluez(クルーズ)のサービス品質の向上

 昨年末より急激に出展企業数が増加するなか、先進的なマーケティング基盤を容易に利用できる環境を整備するとともに、営業やサポートといった組織体制を拡充し、提供価値の品質向上を目指す。

 2. 海外戦略の本格化

 アペルザが運営する既存サービスへのトラフィックは日本国内にとどまらず、既に中国や東南アジアといった海外からのアクセスが増えはじめている。グローバルプラットフォームの提供を目指すため、サービスの海外展開を本格化させる準備を進めていく。

 3. Eコマース市場への事業拡大

 2020年までにB2Cの2倍の規模に成長すると言われるB2BのEコマース市場だが、国内製造業の間接材市場に関しても急速なオンラインシフトがおきている。製造業版価格.comである工業用資材の価格検索サイト「Aperza(アペルザ)」を強化し、事業拡大を目論む。