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サービスデザインの時代

サービスデザインにおける「3つの論点」

連載「サービスデザインの時代」:第3回

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 連載三回目となる今回からは、具体的に日本におけるサービスデザインの現状と可能性について考えていきたい。今回は、まずサービスデザイン分野全体での主要な論点を整理し、次回以降で日本におけるサービスデザインの潮流の受けとめられ方を議論する。  前回まで、サービスデザインという新しい動きと、その背景としてのサービスドミナントロジックについて紹介してきた。日本でも「THIS IS SERVICE DESIGN THINKING」の邦訳などによってその考え方に触れやすくなってきているが、Service Design Global ConferenceやUX STRATなどの国際会議においての議論は、3点に集約される。本記事ではその3点を紹介する。

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論点1:「新しい事業モデルの探索」と「既存事業からの移行」

 現在、シェアリングエコノミーやフリーミアムなど、新しい形での経済価値や収益モデルなどが模索されている。また、事業のとらえ方自体も「収益を上げるために事業を行う」というマインドセットから「事業を存続させるために(=サステナブルであるために)収益を上げる」とった視点へシフトしてきている。

 こういった新しい事業モデルは、新規のスタートアップであればとりいれやすいが、すでに存在している企業の場合、これまでの事業との連続性の観点からもなかなか移行が難しい。そのため、課題としては、「新しい事業モデルの探索」と、「既存事業からの移行」の二つの論点からの検討が必要となる。

 これまで二年間北米で開催され、今年からは北米とヨーロッパでの開催となる、UX戦略に関しての国際会議UX STRATなどでは、そういった議題について集中的な議論がなされている。

UX STRAT
http://www.uxstrat.com/

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この記事の著者

長谷川 敦士(ハセガワ アツシ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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