なぜ優秀層が「キャリア迷子」になるのか
栗原:キャリアのトレンドについても伺います。未経験でコンサル業界への転職を目指すのは、どういう層が中心になるのでしょうか。
横山:以前はコンサルファームといえば「Up or Out(昇進するか、さもなくば退職するか)」というハードな世界で、より高い年収を得たいとか実力をつけたいという人が目指していたように思います。それが最近は、「安定のためにコンサルファームで学びたい」という動機の方が増えてきています。「大企業に行けば一生安泰」という常識が崩れ、何かあった時に自分の身を自分で守れるようにしておきたい、ということからコンサルなどのプロフェッショナルを目指す人が増えてきていますね。