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人工知能社会論からの考察

“雇用なき成長の時代”を戦略的に考える―「汎用AI」と「ベーシックインカム」

第2部 第3回:

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機械化経済では、限界生産力が逓減する

 最初の産業革命によって経済が機械化され、「機械」と「労働」が協同して生産活動を行うようになり、それが現在まで続いている。こうしたこれまでの資本主義を「機械化経済」と呼ぶことができる。機械化経済では、労働者の人数が変わらないままに、機械を1台、2台、3台と増やしていくと、だんだんに生産力が増大しなくなる。例えば、スーパーのレジ係の人数を3人と固定したまま、レジの方を1台から2台に増やすと、1時間にさばける買い物客の数は大きく増大する。2台から3台でもある程度増大する。しかしながら、3台、4台と増やしていっても、それほどさばける買い物客の数は増大しなくなる。

 このようにインプット(この場合機械)の量を増やしていっても、それによってもたらされる産出の増大分が小さくなっていくことを、「限界生産力逓減の法則」という。

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井上 智洋(イノウエ トモヒロ)

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