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アセスメントとは「ビジネスの影響要因」の判定

第18回

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戦略策定プロセス3:意思決定ステージ

定量的戦略計画マトリクスの作成

定量的戦略計画マトリクス図14:定量的戦略計画マトリクス

 意思決定ステージでは、マッチングステージで確認された戦略の方向性と戦略候補の中から最も魅力のある戦略決定の判断を下すことになります。ここでは、「定量的戦略計画マトリクス(QSPM)を作成」します。直営小売店舗の展開(前方統合)と革新的かつ低価格の製品開発(製品開発)という2つの戦略候補(成長戦略)から最終的な戦略を決めることとしましょう。

 QSPMでは、インプットステージで明確にされた強みと外部/内部影響要因とそのウェイトを再度使用し、強みの活用、弱みの克服、機会の獲得、脅威の回避に対して、2つの戦略候補の魅力度をスコアリング(AS)していきます。各要因のウェイトに魅力度を掛け合わせたものがトータル魅力度スコア(TAS)であり、最後に全てのTASを合計します。

 図のケースでいえば、前方統合が6.24、製品開発が5.02となり、前者が選択されることとなります。実際には、さらに各戦略候補の実現可能性やリスクとリターンの側面などからも厳密に評価されるべきでしょう。

(参考資料)

STRATEGIC ANALYSIS OF CASE STUDY (Syed Bilal Ali Shah)

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この記事の著者

白井 和康(シライ カズヤス)

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