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テクノロジーの経済学

限界費用ゼロ社会で起こる、「経済主体の分散」と「富の集中」とは?

テクノロジーの経済学:第1回

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ITによる「分散化と集積の相反する力」から考える、ビジネスの現在と未来

 最初に見てきたような経済主体の小規模化や分散化と、ネットワーク効果による富の集積は、一見すると矛盾しているように見えるかもしれない。しかし、これらはいずれもITによる取引コストの削減がもたらしているものだ。片方では分散が進み、もう片方では富の集積がもたらされる。

 例えば、クラウドソーシングを見てみると、個人でも様々なサービスを受発注することができ、誰でも組織に依存せずに稼ぐことができるようになってきた。しかしその裏側で、より多くの発注者と、より多くの受託者を抱えるクラウドソーシング事業者は、ネットワーク効果によってさらに多くの参加者をひきつけ、彼らの取引から多くの手数料を得ることができる。分散化は、従来よりも小額で、より多くの取引が行われることを意味する。そこで取引の中継地点に位置することができれば、極めて多くの収入をあげることができる。

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高木 聡一郎(タカギ ソウイチロウ)

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