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SDGs時代に必要な「バックキャスト思考」、商品開発の鍵となる「便利と不便の空白地帯」

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自然界から学ぶ「ネイチャー・テクノロジー」の活用

 石田氏は「バックキャスト思考」をテクノロジーに反映させると、人間は地球環境を守りながら心豊かに暮らすことができるのではないかと言う。たとえば入浴について。将来、今と同じようにすべての人が毎日入浴するための水やエネルギーを供給し続けることは実質不可能である。それではどう対処すべきなのか。

石田:『フォーキャスト思考』ならば『入浴回数を減らす』『身体をふくだけにする』といった結論になりますが、これははたしてワクワク、ドキドキする心豊かな生活でしょうか。やっぱり毎日お風呂には入りたいのではないでしょうか。このとき『バックキャスト思考』なら『水のいらないお風呂をつくる』という方法が導き出されます。

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