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デザインシンカーの時代に考える、デザイナーの価値

デザイナーの“曖昧な能力”がないと扱えない「一次情報」の存在

第2回

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「多様性の高い組織」に欠かせない、コミュニティマネージャーという「ダイバーシティコスト」

最近よく聞くようになった、工夫の一つの例がある。近年欧米で、高い情報フローの担保を専門とした職種が増えているのをご存知だろうか。「コミュニティマネージャー」と呼ばれることが多いそうした人材は、社内外において人と人をつなぐことを職務とする人材である。まさに「ダイバーシティコスト」へのカウンター人材である。年々、人材スキルのT字モデルの「縦棒(専門性)」が増加している。個々が持つ横棒だけでは、「増えまくった縦棒」を支えきれなくなっている。組織が小さければデザイナーがこの役割を果たすこともあるだろうし、組織が大きくなれば、こうした職種を専門家としておくような贅沢も可能かもしれない。

 今回は、デザイナーから「デザイン思考」を取った後に残る「非形式的なスキルや資質」に光をあてつつ、企業が高い事業価値を生み出すのに不可欠な「一次情報(感じた情報)」をキーワードに「視点・スキル・情報フロー」と話を進めてきた。本連載では引き続き、デザイナーやデザイン組織が、他部署からその可能性を再認識してもらうと同時に、デザイナーのスキルアップやキャリアプランに関するディスカッションを盛り上げるべく、欧州のクリエイティブ人材のコメントを参考にしながら、デザイナーやデザイン組織の重要性について議論を進めていきたいと思う。

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この記事の著者

池田 武央(イケダ タケヒロ)

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