SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

Design is not a luxury

なぜ「サービスデザインシンキング」は難解なのか?

第1回

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket

デザイン経営の”ダークサイド”〜ジレンマを超えた先にあるもの〜

 私が代表をつとめるHivelab Japanは、デザイン思考やサービスデザインに関する著書を多数執筆するテニー・ピニェイロ(Tenny Pinheiro)によって、2012年に設立されたHivelabの日本法人である。これまでに多くのクライアントと対峙し、サービスデザインや、デザインシンキングについての見識が深い企業でも、方法論の理解に苦戦している姿を多く見てきた。共創プロセスや理論的な枠組みの名称は把握していても、実ビジネスへの適用が難しいようだ。これらの従来的なデザインコンサルティング、また他のサービスデザインシンキング方法論に対してHivelab Japanでは、理論背景や、抽象的で難解なコンセプトの説明よりも、実践的なアプローチに重きを置いている。

 まずは、潜在的なクライアントのニーズを探るところからスタートし、ワークショップでどのような”チャレンジ(課題を元に設定したテーマ)”に取り組むかを決定する。プロセスごとのタイムライン、スケジュールを明確にし、成果物創出までのプロセスを明らかにする。アップル社製品のユーザーは、iPhoneやMacに使用されているマイクロチップや伝導体がどのような働きをするのかまでは理解する必要はない。それと同様に、企業は我々の方法論を使用するために、デザイン理論やその他複雑な事柄まで細部を気にかける必要は全くない。

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
Design is not a luxury連載記事一覧
この記事の著者

フェリペ・ポンテス(フェリペ・ポンテス)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング