SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

「顧客のジョブ」から考えるイノベーション

家電メーカーの新規事業プロジェクトから考える、優れたイノベーションプロセスの4つの特徴とステージ

第1部 第8回(総集編)

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket

定義する – 顧客のジョブをベースとした市場の定義

最初にチームは、今後数十年にわたって安定したターゲットを見据えるために、顧客のジョブをベースにいくつかの市場を定義しました。プロダクトカテゴリーやテクノロジーをベースとした移り変わりの激しいなか、従来の市場定義の方法で、同社は何度も痛い目に遭ってきたからです。

 顧客のジョブをベースとした市場は、「中核となる機能的ジョブ」と「ジョブ履行者」によって定義することができます(図2)。中核となる機能的ジョブとは、特定のプロダクト/サービスに関わらず、人々が履行しようとしている仕事/用事(例.家事や洗濯をすること)、実現しようとしているゴール/目標(例.転職を実現すること)、解決しようとしている問題/課題(例.糖尿病を治すこと)です。一方、ジョブ履行者とは、皆さんのプロダクト/サービスを最終的に使用/消費する利用者です。

 ジョブとはいつの時代においても安定している一方で、ジョブを成し遂げるために使われるプロダクトカテゴリー(例.デジタル音楽プレーヤー)やテクノロジー(例.人工知能)は時代とともに変化していきます。中長期にわたる継続的なイノベーション活動を行うためには、ジョブをベースとした市場を定義することが重要です。

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
「顧客のジョブ」から考えるイノベーション連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

白井 和康(シライ カズヤス)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング