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「顧客のジョブ」から考えるイノベーション

家電メーカーの新規事業プロジェクトから考える、優れたイノベーションプロセスの4つの特徴とステージ

第1部 第8回(総集編)

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創造する – ブレークスルーコンセプトの創造

チームは、市場における充足されていないニーズを満たすことに役立つプロダクト/サービスに関して、メンバーから出されたいくつかのコンセプトや機能アイディアを整理していくために、価値提案キャンバスを活用することにしました。最終的には、3つ生成されたキャンバスに対して、顧客の視点と組織の視点という2つの尺度で評価を行い、プロトタイプ生成とテストに対する優先付けをしました。

 プロダクト/サービスに関するコンセプトやアイディアが、顧客のジョブと充足されていないニーズに対していかにフィットしているどうかを可視化し、そのコンセプト全体の整合性を確認するツールとして「価値提案キャンバス」は非常に役に立ちます(図8)。

 キャンバスの左サイド(顧客プロファイル)には、中核となる顧客のジョブおよび感情的/社会的ジョブ、焦点が当てられた充足されていない顧客ニーズ(上段:最大化したいニーズ、下段:最小化したいニーズ)を置きます。右サイド(価値マップ)には、顧客のニーズを満たすためのプロダクト/サービス、各々の顧客ニーズに対応するプロダクト/サービスの機能アイディアを置いていきます。最終的には、顧客プロファイルと価値マップのフィット感を目検することができるでしょう(一般的には、課題とソリューションのフィットとも呼ばれます)。

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白井 和康(シライ カズヤス)

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