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Pepperには人とロボットの共生をめぐる知見が凝縮

「SoftBank Technology Forum 2014」レポート

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自然なコミュニケーションのためのUI

次に林氏は、Pepperがヒト型であることについて語った。ロボットで多くの人がイメージするのは、ヒト型だ。ガンダムやASIMO、最近、グーグルが買収した東大スピンアウトのSHAFT(シャフト)などもヒト型だ。しかし本当にロボットがヒト型である必要があるのか。この点についても「コミュニケーションのためのUI」という視点から議論を重ねたのだという。

ヒト型ロボットというのを分解して考えると、2つの大きなメリットに分けられると思います。 ひとつが生活環境への適応です。たとえば、階段やドアノブは、イヌやネコのためではなく人間のためにつくられたものです。それゆえに人間と同じ機能を持っていると、人間環境に馴染みやすいわけです。 ヒト型であれば、たとえば原発など復旧に役に立つ可能性もある。なぜなら人間が動くための階段を登る、もしくはバルブを開けるといった動きをするからです。 さらに、ヒト型ロボットには別のメリットもあります。その一つが、対人関係への適用です。たとえば、アイコンタクトやボディランゲージです。人の行動をちゃんと理解してコミュニケーションをとる上で大事なことは、目をあわせることなのです。

ホンダのASIMOはフルフェイスのヘルメットをつけている。人間がフルフェイスのヘルメットを被った人と話をするには、かなり抵抗がある。コミュニケーションという開発コンセプトにこだわったPepperにとって、“目”は重要だったのだ。子供がPepperと出会った瞬間に、まず目を探す。これも人間の本能なのだという。

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