Finatextホールディングスは、様々な金融機関や事業者の商品やサービスを1つのプラットフォームで提供できるデジタル金融の統合基盤を開発した。また、三菱UFJ銀行が提供するMoney Canvasの開発に向けてデジタル金融の統合基盤が採用されることを発表した。

　今回開発したデジタル金融の統合基盤は、俊敏性と拡張性、セキュリティコントロール等のクラウドの強みを最大限に活かし構築しているという。そのため、異なる複数のサービスを1つのプラットフォーム上で提供する柔軟性と拡張性を確保できるだけでなく、金融機関の厳しいセキュリティ条件を満たしたシステム構築を実現することができる。

　また、柔軟にカスタマイズが可能になるため、新たな金融サービスをプラットフォーム上で早期かつフレキシブルに提供できるようになる上、Finatextホールディングスが提供する証券ビジネスプラットフォームBaaSや保険クラウドInspireなどとの連携が可能になり、早期かつ容易に証券商品、保険商品の提供が実現するという。

　今後、デジタル金融の統合基盤の活用により、資産運用サービスや保険商品といった様々な金融サービスをラインナップに揃えたプラットフォーム上でアカウントを一元化でき、1つのアカウントで複数の金融機関のサービスを利用することが可能となる。あわせて、利用者の柔軟なデータ管理と利活用が可能になるとしている。