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パナソニックとトクヤマ、水素社会実現に向け純水素型燃料電池の実証をスタート

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 パナソニックとトクヤマは、トクヤマの徳山製造所(山口県周南市)で発生する、副生水素を用いた純水素型燃料電池の実証を開始した。実証期間は、2023年3月までを予定しているという。

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 今回、徳山製造所内に設置した実証機は、パナソニックが開発する6台の純水素型燃料電池を1つのユニットに収めたシステム構成となっており、水素の供給配管や熱配管、電力出力ラインなどを集約してユニットに接続。6台の燃料電池を1つのシステムとして稼働させる連携制御を実現したとしている。

 本実証において、トクヤマはイオン交換膜食塩電解法で、苛性ソーダを製造する際に発生する副生水素を、純水素型燃料電池に安定的に供給。発電した電力は製造所内の事務室で使用し、発電する際に生成する熱も温水にして回収し、有効に利用するという。

 パナソニックは、副生水素を用いた場合の稼働性能に加えて、連携制御の検証・評価を担当。将来的には、連携制御による大規模な電力需要への対応を想定しているという。また、6台のうち1台が故障したとしても、残りの5台は継続して稼働させることができるため、順番にメンテナンスを行えばシステムとして電力の連続供給も可能となるなど、連携制御により運用の柔軟性向上が期待されるとしている。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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