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日産自動車、自動運転技術などへの資金調達を可能とするサステナブル・ファイナンス・フレームワークを策定

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 日産自動車は、次世代の電動車やバッテリー、環境技術、新しいモビリティ・サービスなどへの資金調達を可能とする「日産自動車・販売金融子会社 サステナブル・ファイナンス・フレームワーク」を策定したと発表した。

 同社は同フレームワークを活用して、サステナビリティを推進するために必要な資金を調達し、クリーン、安全、インクルーシブな世界の実現に向けた取り組みを強化していくという。調達した資金は、再生可能エネルギーの利用、クリーンな生産システム、EV用の充電インフラ、バッテリーの二次利用、自動運転技術などの幅広いプロジェクトで活用される予定だとし、資金調達を受ける事業分野や各プロジェクトの適格基準も公表した。

 なお、同フレームワークは、グリーンボンド原則(GBP)2021、ソーシャルボンド原則(SBP)2021、サステナビリティボンド・ガイドライン(SBG)2021、グリーンローン原則2021、ソーシャルローン原則2021に適合。適合性については、環境・社会性・ガバナンス(ESG)に関する調査会社であるサステイナリティクスより、外部評価を取得しているという。

 日産自動車は今後、サステナビリティの推進を通じて、ステークホルダーに優れた価値を提供し、持続可能な社会の発展に貢献していくとしている。

調達資金の使途

日産自動車が調達する場合
  • クリーン輸送:ゼロエミッション車(BEV等)の車両・構成部品
  • CO2排出量(スコープ1・2)削減:再生可能エネルギーへの投資・電力調達、製造過程におけるエネルギー効率の改善
  • 環境に配慮した生産:持続可能な水・廃水管理、廃棄物管理と循環経済
  • EV社会実現のためのインフラ整備:ゼロエミッション車(BEVなど)の充電設備・リユース・リサイクルなどの推進
  • Vehicle-to-Everything(V2X):Vehicle-to-Everything(V2X)/エネルギー貯蔵システム(ESS)としてのBEVバッテリーの活用
  • 自動運転関連技術(先進安全技術/運転支援技術など):よりクリーンかつ安全で持続可能なモビリティ実現に向けた自動運転関連技術
  • MaaS:クリーンMaaS(ゼロエミッション車や低炭素車を使用したサービス)、過疎地域や被災地など、交通アクセスが限定的な地域で展開するMaaS(浪江町、プルースイッチ)
販売金融子会社が調達する場合
  • クリーンな交通:ゼロエミッション車(BEVなど)・低炭素車(HEVなど)

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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