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Biz/Zineインタビュー (AD)

SMS・決済・デジタル認証──独自プラットフォームで新たな顧客体験を生み出すCM.comの事業戦略

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 Covid-19を機に加速したデジタルイノベーション。2010年代からモノからコトへと、顧客体験を重視するビジネスに多くの企業がシフトする中、デジタルを使った体験も変化している。その牽引役がオランダ発の企業CM.comである。  CM.comは決済とコミュニケーション、モバイルマーケティング、チケット発券サービスなどを組み合わせた独自のプラットフォームでエンドユーザーの顧客体験を向上させることによって、クライアント企業の成功をもたらしている。具体的なサービス内容とビジネスの展望を、CM.com ゼネラルマネージャーのHodny Benazzi氏、リード開発者のJoep Beusenberg氏、CM.com Japanでカントリーマネージャーを務める中藤丹菜氏に話を聞いた。

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オランダのF1サーキットでの体験をテクノロジーで変革する

──CM.comはオランダのF1サーキットのスポンサーとなり、サーキット名もCM.com Circuit Zandvoort(シーエムドットコム・サーキット・ザントフォールト)としていますね。なぜこの取り組みを始められたのでしょうか。

Hodny Benazzi氏(以降、Hodny):F1オランダGP(グランプリ)は、1シーズンで40万人の観客を動員する大規模なイベントです。ここではCM.comのソリューションがすべて活用でき、弊社の独自のポジションを紹介するショーケースになると考えて2年前からスポンサーとなっています。

──CM.comは決済とコミュニケーション、モバイルマーケティング、チケット発券サービスを組み合わせた独自のプラットフォームを提供している企業ですよね。F1グランプリで活用しているソリューションはどのようなものなのでしょうか。

Hodny:イベントの最初から最後まですべての運営をスムーズに行うためにソリューションを活用しています。具体的には、チケット発券、モバイルを活用した決済、イベント開催から開催後までの観客とのコミュニケーションや、イベント会場で出店する店舗へのPOSの提供、入場時や会場内のトイレで行列を発生させないように観客を振り分けるといった導線支援など、イベントでの新しい顧客体験を提供しています。

 チケット発券については、携帯電話番号を利用したSMSを組み合わせることで、チケット転売を防止する仕組みを採用しています。イベント開催までのコミュニケーションに関しては、弊社独自のCDP(カスタマーデータプラットフォーム)で観客一人ひとりの好みや属性等を管理しており、観客に合わせた内容でイベントのリマインド情報やグッズの販売に関する配信を行っています。

 また、会場の場所や当日のレース状況の情報、グッズの購入場所、トイレの位置などありとあらゆる情報提供を、会話型AIチャット ボットをベースに音声やテキストで24時間いつでも回答できるようにしています。

──運営やユーザーからの反応はいかがでしたか?

Hodny:非常にスムーズな体験ができると好評をいただいています。満足度が非常に高くなりました。

CM.com ゼネラルマネージャー Hodney Benazzi氏
CM.com ゼネラルマネージャー Hodny Benazzi氏

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SMSを軸にサービスを展開するCM.comとは

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この記事の著者

フェリックス清香(フェリックスサヤカ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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