SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

Biz/Zineニュース

三井化学と日本IBM、生産技術系人材のデータサイエンティスト育成プログラムを本格始動

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket

 三井化学と日本IBMは、生産技術系人材のデータサイエンティスト育成プログラムを構築し、2022年度から三井化学の社内研修を本格的に開始した。

 三井化学は、同研修を通じて2025年度末までに、化学プラントの複雑な現象に対するデータ解析や、プラントの状態を予測するモデル構築などができる生産技術系データサイエンティストを、国内主要5工場すべてに配置する計画だという。

 これを踏まえ、社内での継続的なDX人材育成を推進し、長期経営計画「VISION2030」の基本戦略の1つ「DXを通じた企業変革」を進めていくとしている。また、日本IBMは引き続き、三井化学のデータ解析のサポートやデータ解析以外の、デジタル技術の取得支援などにも取り組んでいくと述べている。

 三井化学は、今後の工場エンジニアに求められるスキルを、過去の経験や理論に基づいた限定的な解析だけでなく、様々な機器や生産工程から得られるビッグデータによる、多面的かつ深い解析ができる能力と考えている。そのためのデータ解析には、生産技術に関する知識とデータ解析に関わる能力の両方が必要だとしている。

 また、同社は、主要5工場ごとに生産品目や取扱装置・設備が異なるため、各工場に精通したデータサイエンティストを継続的に育成・配置することが必要だと考えているという。

 同プログラムの構成は、基礎・応用・データサイエンティスト育成の大きく3段階とし、知識やスキルの保有を評価するほか、「できることベース」でさらにレベルを6段階で定義し、ビジネスの貢献度合いも合わせて評価する。

[画像クリックで拡大表示]

 また、同プログラムの研修・認定は、アルゴリズム、統計・分析、データ倫理、プロジェクトマネジメントなどをOJTとOFF-JTを組み合わせて実施するとしている。

 なお、レベル1のデータアナリスト基礎教育は、生産技術系エンジニア全員(約250名)を受講対象とし、既に120名の教育を完了しているという。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
関連リンク
この記事の著者

BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング