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SAPジャパン、シャープら、愛媛県においてドローン活用による災害初動対応の迅速化めざし実証へ

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 SAPジャパン、NTTデータ関西、愛媛県、西日本電信電話 四国支店(以下、NTT西日本 四国支店)、ザイナス、シャープ、電気興業、NTTアドバンステクノロジは、総務省「令和4年度課題解決型ローカル5G等の実現に向けた開発実証」の公募に対し、高精度映像伝送による災害時の迅速な情報共有・意思決定の実現を目的とした提案を行い、採択されたと発表した。

 同実証事業では、愛媛県大洲市(肱川河川敷)において、「可搬型のローカル5G環境を構築し、ドローンを活用した高精細映像のリアルタイム伝送による被害概況の迅速な確認」および「取得データを防災・減災ダッシュボードに集約、3Dモデル解析・360°ビュー化による被害概況の可視化」により、自治体の災害時対応業務における各関係機関の状況認識の統一と迅速かつ的確な意思決定の実現を目指す。NTTデータ関西が実証コンソーシアムの代表機関として2023年1月から3月まで取り組んでいくという。

ドローンによる空撮映像を防災・減災ダッシュボードに集約し、3Dモデル化(イメージ)<br/>[画像クリックで拡大表示]
ドローンによる空撮映像を防災・減災ダッシュボードに集約し、3Dモデル化(イメージ)
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実証の概要

ローカル5Gを活用できる環境を構築

 災害が発生したと仮定し、災害発生の第一報の後、災害発生地点の最寄り拠点となる愛媛県南予地方局大洲庁舎に、ローカル5G臨時基地局を設置。同時に、災害発生地点を当該ローカル5Gのエリアとできるように、リレー伝送が可能となるローカル5G中継装置を展開・設置する。

ドローンによる情報収集

 災害地点にローカル5G環境を構築した上で、映像伝送用ドローンや測量用ドローンを情報収集に活用。ドローンにより取得された現場映像について、災害対策本部で3Dモデル解析を行い、高精度の測量情報などをタイムリーに確認することで、災害対策初動判断の材料に活用する。

実証イメージ<br/>[画像クリックで拡大表示]
実証イメージ
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各社の役割

  • SAPジャパン:災害情報システムに関するダッシュボード構築、技術実証における技術的助言
  • NTTデータ関西:事業全体の調整および総括、災害情報システムとダッシュボードとの連携に伴う改修、実証事業報告書の全体とりまとめなど
  • 愛媛県および大洲市:実証地域の提供、実証への助言など
  • NTT西日本 四国支店:ローカル5G環境の構築、ドローン機器準備・運用、技術実証・課題実証の実施
  • ザイナス:災害情報システムに関するダッシュボード構築、ドローン連携構築、課題実証支援
  • シャープ:ローカル5Gシステム(基地局含む)および高精細映像伝送関連装置などの準備、運用、実証支援
  • 電気興業:ローカル5Gシステム(レピーター)の準備、実証支援およびエリア設計などの技術支援
  • NTTアドバンステクノロジ:技術実証、課題実証の詳細設計、実証における分析・考察・評価

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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