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次代のための“探索型”AI活用

AIは「ChatGPT」から2回進化する──「3つの機能層」で示すAIの真の実力とは

第2回

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認識結果から未来を予測する「予測シミュレーション」

 AIの第2機能は、第1機能で認識・収集されたデータの特徴を基にシミュレーションを繰り返す「予測シミュレーション」です。認識結果を複数パターン用いて、試行錯誤する機能ともいえます。

 AIではよく「予測」という単語が用いられていることもあって、一見すると「予測は既に今のAIでできているのでは?」という疑問も湧いてきます。この違いは、第1機能を踏まえるとわかりやすくなります。先の検品AIやチャットボットも予測の結果のようにも見えるものの、厳密にはこれらは予測ではなく「推定」と呼ぶ方が正しいものです。検品AIの場合、事前に学習した不良品画像に似ているかどうか、その類似度を算出しています。つまり、本来の意味で不良品かどうかを予測しているわけではなく、過去の記憶と照らし合わせて不良品である可能性がどれくらいあるかを出力しています。言い換えれば、その参照点は未来ではなく過去にあるということです。

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この記事の著者

椎橋 徹夫(シイハシ テツオ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

和田 崇(ワダ タカシ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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