「準備-観察-解釈」なくして、「介入」は機能しない
宇田川:ここ数年で人事施策として1on1やピアボーナスなどが流行しました。これらは大事な施策だと思いますが、それぞれを機能させるためには、以前からある関係性の問題があったと認識できるとよりうまくいきそうに思うのです。先ほども言及しましたが、1on1を機能させるためには、上司が部下の状況を理解していないことに気がつく必要があるし、ピアボーナスも、お互いがお互いのことに関心を持っていなかったことに気がつくと、より機能しそうです。
荒金:これまでそういった風土ではなかった組織の現状に対して「理解する努力をしよう」「関心を持とう」と呼びかけて社員のマインドを変えていくのは、とても難しいですね。