全社員の負担を軽減する「クラウド勤怠管理ツール」
コスト最適に社外からの利用が可能になる
まずクラウド勤怠管理ツールにどんなメリットがあるのでしょうか。一般的には次のようなポイントで効果的だと考えられています。
- スマホなどモバイルデバイスから打刻でき、リモートワークに最適
- VPN接続する必要なくアクセスでき利便性が高い
- 様々な本人認証機能が利用できる
- GPS情報を利用して社員のいる場所が確認可能
- 社員が利用する端末の種類が複数
- フレックス勤務での勤務時間・日数、残業時間などの管理が容易
- 就労ルールを逸脱する可能性がある従業員にその旨を通知、管理者にアラートが出せる
- 店舗などの交代制(シフト)管理が容易
- 法改正時にサービスが適宜対応してくれるため自社で考慮する点が少ない
逆にデメリットとしては、ユーザー単位での課金となるものが多いため、従業員が多い場合にはランニングコストが従来よりも高くなるかもしれません。また、オンプレミスシステムに比べてカスタマイズ可能な部分が少なく、自社独自の勤務ルールがある場合に対応しないことがあります。カスタマイズ可能な範囲にはよく注意する必要があるでしょう。
利用できるツールは多彩、機能は似通うが個性もある
クラウド勤怠管理ツールの機能は、打刻機能に限ればほとんど同様と考えてよいかもしれません。しかし、ITreviewに寄せられたユーザーの声からは、評価の声に違いがあることがわかります。ITreviewでは製品カテゴリーごとに、「認知度」と「満足度」の2軸で製品をマッピングした「ITreview Grid」を掲載しています。多くの製品が見られますが、ほぼクラウド型のサービスです。中にはかつてオンプレミス専用だったものがクラウド対応したものも見られます。
ユーザーはどの点に着目してツールを選び、どの部分に満足しているのでしょうか。次ページからは、レビュー数の多い以下4製品について、ユーザーの声から特徴を見ていきます。
- KING of TIME(株式会社ヒューマンテクノロジーズ)
- マネーフォワード クラウド勤怠(株式会社マネーフォワード)
- ジョブカン勤怠管理(株式会社DONUTS)
- kincone(株式会社ソウルウェア)