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増島弁護士に聞く、スタートアップ買収の「決定的な誤解」──経営企画が担当し、一般的なM&Aと混同する

【前編】森・濱田松本法律事務所 パートナー 増島雅和氏

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なぜ一般的なM&Aとスタートアップ買収を混同してしまうのか

増島:なぜ、一般的なM&Aとスタートアップ買収を混同してしまうのかと、いろいろな企業の担当者に尋ねてきたのですが、予算の出どころの問題も大きいと思います。伝統的な大企業では、予算を執行する部門が実務も行うという慣行が強く、そのせいもあってスタートアップ買収に不慣れな部門が手綱を握ってしまうのではないかと。

中垣:それはVCの立場として、よくわかる話ですね。M&Aにどれだけの予算を配分するかという全体的なコントロールは必要なんでしょうが、個別の案件に対しては柔軟に予算を投下しないとうまく進まない印象はあります。

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島袋 龍太(シマブクロ リュウタ)

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