すべての産業の新たな姿に向かって
「次代のための“探索型”AI活用」として3回にわたり、両利きの経営でいう「知の探索」としてのAIの在り方について、そして「認識」「予測シミュレーション」「最適プランニング」の3つのAI機能層について、さらにDXという曖昧模糊とした概念に「バリューアップ」の視点と取り込んだ上で3機能をフル活用した「バリューアップ型AI」の可能性についてお伝えしてきました。
繰り返しになりますが、現在、国内企業で行われている多くのAI活用は、コストカットや業務効率化といった既存業務(あるいはランザビジネス)への投資を目的とした「知の深化」的な内容に留まっています。また、そうしたケースが“DX”として積極的に注力され、その結果として特に米国との間で、本来的に目指されるべき新製品・サービス創出やビジネスモデル変革などの成果面において大きな開きが生まれてしまっています。