求められるマーケティングモデルの転換~ファネルからジャーニーへ
平安はグッドドクターアプリのような取り組みを他のアプリでも実施しており、顧客の生活に寄り添う形でタッチポイントを握ることができつつあります。グッドドクターアプリだけでも1億人を超えるユーザと日々接点を持てるわけです。それによって従来型のマス広告に依存したファネル型のマーケティングの必要性が薄まっています。
TVCMを中心としたマス広告で認知を獲得しチャネルや棚を押さえておけば、おのずと一定の割合で商品が売れたのが従来のファネル型の考え方です。しかし、デジタルが普及しOMO的な取り組みを実施できるようになったことで、マス広告依存から脱却することが可能になり始めています。グッドドクターアプリのようにお客様の生活に寄り添うデジタル接点を作ることができれば、仮にその接点づくりに数十億円をかけていたとしても、数十億円の広告宣伝費を使うとの同等以上の顧客の認知を獲得できるようになったのです。認知のみならず定期的なかかわりを通じてお客様のことを知るデータも得られますし、双方向のコミュニケーションを通じた関係深化もできます。