中国・宋の時代の詩「柳は緑、花は紅、真面目」の深い教え
藤野:僕の好きな言葉に「真面目」という言葉があるんですね。真面目という言葉ほど、本来の意味で捉えられていない言葉はないんじゃないかと思っていて。真面目とは「真の面目(めんぼく)」。面目とはfaceのことだから、真面目とはつまり「real face」ということなんですよ。その人がその人らしくある状態が真面目。
だから、会社や上司から言われたことを黙々とやり続けるのが真面目なのではなくて、組織の規則に反してでも自分が正しいと信じる行動を取るのが真面目であるという本当の意味。