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石井食品の遺伝子はイノベーション体質──石井社長が「経営にアートが必要」だと考える理由とは?

石井食品株式会社 代表取締役社長執行役員 石井 智康氏 【前編】

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ミュージシャンや画家の経験が、経営やプログラミングのヒントになる

増村:当時の石井さんがそうだったように、アート・アンド・ロジックの受講者にはITエンジニアが多いんですよ。画家の場合、それこそ数学的にものを見て脳にインプットして、感性で伝えるという方法で思考を具現化していきますから、プログラマーの人がやっていることとすごく似ているんだと思います。

石井:そうですね。プログラミングというのは完全に論理の世界ですけど、エンジニアやプログラマーは「コードが美しいかどうか」という議論をよくするんです。例えば(プログラミング言語の一つである)Rubyを使う理由が「書いていて楽しい言語だから」だったり。そういう点ではすごく直感的なんですよね。

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