早い段階で経営陣がコミットし、ユーザーの声を聞く──テーマ設定~中間評価
テーマ設定
まず、大企業内で新事業を開発する際には、一定の事業テーマ、領域で事業検討するか定義することになります。この時、なぜ新規事業に取り組むのか、どのような領域で取り組むのか定義が曖昧で、自社内で似たような取り組みが乱立してしまうケースが散見されます。また、テーマやスコープが曖昧なままだと、後々の判断にもブレが生じ、事業開発が停滞する原因にもなります。
この時点で明確にテーマを絞り込むことは非常に難しいですが、「広すぎず狭すぎない」テーマを設定することによって、アイディアの幅や質を一定程度担保できるようになります。また、事業創出の目的、事業領域の定義、社内における位置づけや事業のスコープはあらかじめ整理しておくことが望ましいでしょう。