マンズィーニの「デザインモード・マップ」で注目したい、ノン・エキスパートの活動とは
増村:四象限の下の部分、つまり(3)と(4)も、気になります。
安西:そうですね。そこで注目しなければいけないのが、ソーシャルイノベーションが重視される時代の「非デザインエキスパート」の活躍の仕方です。上半分の象限が問題解決にせよ意味形成にせよ、デザインのエキスパートの手に委ねられることが多いのに対して、下半分の象限(3)と(4)はデザインについての素養を持ってこなかった人たちが、デザインというアプローチを使ってソーシャルイノベーションに関与することになります。