AGCにおける「両利きの経営」のジレンマとプロセス
AGCが「両利きの経営」を実践することになった経緯を尋ねられると、島村CEOはそのプロセスを次のように振り返った。
「収益が落ちてくると、多くの企業では関心が社内に向き始めます。『なんとかしなきゃ』ということで、コストダウンなどの話になるわけです。ところが、企業はトップラインが上がらないと成長しません。コストダウンをしても売り上げが落ちてしまえば利益は増えませんから。また、自分たちでコントロールできる部分とできない要素があります」
続けて、ポートフォリオの変更に関して、下記のように語る。