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KINTO本條氏が語る、“クルマのサブスク”の事業性と今後の展望

Biz/Zine Day レポートVol.3:株式会社KINTO 本條聡氏

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KINTO立ち上げの背景

 サブスクリプションビジネスがあらゆる業界に広まるなど、「所有から利用へ」という考えが広がるなか、2019年1月に「KINTO」は設立された。KINTOという会社名は、西遊記で孫悟空が乗る「筋斗雲」に由来しているという。

「筋斗雲のように必要なときにすぐ現れ、思いのままに移動でき、さらには排ガスも出さない。そんな理想のモビリティサービスを目指しています」

と本條氏は話す。

 KINTOは、トヨタグループと住友グループの各社が株主のジョイントベンチャーである。各社が強みとする販売網やリース事業のノウハウをそれぞれ活かしあうことで事業スピードを加速させ、企画から1年弱でサービスインに漕ぎ着けた。当初はトヨタ自動車や住友商事などからの出向者を中心とする30名ほどの組織だったが、即戦力となる中途採用も積極的に進めることで社員数を約150名まで増やし、KINTOとして採用した社員が過半数を占めるまでになっている。特にITやデジタルに強い人材は数多く採用してきたという。

 では、KINTOはどのようなサービスを展開しているのだろうか。

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