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デジタル技術の活用による行動変容

コミュニティが促す行動変容──「デジタル技術」と「集団の力」が人を動かすサービス事例

第3回

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同じ目的を持つ“5人組コミュニティ”を通じた行動変容

 デジタルによる変化により実現する集団の1つが「バーチャルなアソシエーション」、すなわち共通目的を持つ人たちがオンライン上に集まった集団です。同じタイミングで同じ目標を持つ人たちが集まり、行動するためには、共通の関心を持つ人たちを見つけるための大きな母集団が必要です。デジタル技術による変化は、母集団形成のハードルを大きく下げました。また、デジタル化による匿名性の向上は、あらゆる人の参加ハードルを下げるとともに、目標達成の妨げとなりうる「知り合い同士の慣れ合い」を防止する効果も生み出しました。

 この一例を紹介します。エーテンラボ社が提供する「みんチャレ」は、特定の行動を変えたいという目標を持つ人々をつなぎ、ともに習慣化を目指す5人1組のチームを作るアプリです。日常的に報告や応援をし合うことで、1人では継続が難しい運動や勉強、趣味などを定着させます。フィードバックや励ましの効果を応用した行動変容サービスですが、ポイントは“チームの人数設定”です。

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この記事の著者

藤井 篤之(フジイ シゲユキ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

一宮 恵(イチミヤ メグミ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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