東京海上日動が実践する“経営戦略と連動した”人材戦略とは?
川内:伊藤先生、ありがとうございました。ただ、これらを踏まえて企業が具体的な取り組みを実践していくのはなかなか大変だと思います。そこで、先進的に人的資本経営を実践している日本企業の事例を覗いてみましょう。お話をしてくださるのは東京海上日動の北澤健一さんです。
北澤 健一氏(以下敬称略):我々東京海上グループは、現在46の国・地域で事業を展開しており、ジェンダー、国籍、障がいの有無や専門性・キャリアなど、多くの多様性を持つ社員46,000名によって構成されています。