生産DXのテーマ抽出から量産化までの“3ステップ”
こうしたコニカミノルタの生産DXについて、伊藤氏は「デジタルマニュファクチャリングを使いこなし、生産の普遍的な価値である、品質向上、納期短縮、コスト低減につなげるには、現場力が必須。当社の生産DXには、生産実務者が生産プロセスの変革にチャレンジするという想いがこもっている」と語る。
しかし、その実現に向けた道のりは、伊藤氏が「失敗を繰り返し、その失敗を乗り越えたと思ってもまた新たな壁にぶつかり、乗り越える。それを繰り返しながら一歩ずつ、当社流のデータ活用の仕組みや勝ち筋を作ってきた」と語るように、決して平坦なものではなかった。その道のりの3ステップについて、事例を踏まえながら試行錯誤の様子が紹介された。