小説の「構想段階」から世界観をつなげる
佐々木:なるほど、ビジネスの世界においては新しい、か。でも、世界観が大切になっているというのはおっしゃる通りですね。
関連して最近面白いと思ったのは、作家が小説を書く際に、まだ構想の段階なのに、その主人公のキャラ設定に基づいたSNSアカウントを作って「主人公の行きそうなカフェ」「着ていそうな服」といった投稿を始めるケースがあることです。他にも、小説の世界観を表現するSpotifyのプレイリストを作ったり、作品内に出てくるインサイドジョークをTikTokに投稿してムーブメントを作ったりもしている。