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利便性と意味性から考える顧客提供価値

ブルシットジョブや反労働から考える、大企業の生きる道──佐々木康裕氏と語る、世界観への共鳴と個の支援

ゲスト:株式会社Takram ビジネスデザイナー 佐々木康裕氏

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小説の「構想段階」から世界観をつなげる

佐々木:なるほど、ビジネスの世界においては新しい、か。でも、世界観が大切になっているというのはおっしゃる通りですね。

 関連して最近面白いと思ったのは、作家が小説を書く際に、まだ構想の段階なのに、その主人公のキャラ設定に基づいたSNSアカウントを作って「主人公の行きそうなカフェ」「着ていそうな服」といった投稿を始めるケースがあることです。他にも、小説の世界観を表現するSpotifyのプレイリストを作ったり、作品内に出てくるインサイドジョークをTikTokに投稿してムーブメントを作ったりもしている。

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鈴木 陸夫(スズキ アツオ)

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