Cloud:ビジネスの価値を最大化する3つのクラウド戦略
「徹底的なクラウド活用によってしなやかなシステムアーキテクチャを構築し、DX推進を加速していきます」と語る村野氏。スピーディー、かつ柔軟に変化へ対応できる会社となるためには、ビジネスのニーズに合わせて素早く、手軽に開発・拡張できるクラウドの活用が欠かせない。同社は2017年以降、以下3つのクラウド戦略と、それを推進するためのアーキテクチャを構築した。
- 顧客接点の「SOE」:クラウドのみで基盤を構築。APIによって社内外と連携することで協業を可能とし、内製化により迅速にアプリケーションを提供する
- データ統合/活用「SOI」:クラウド中心で構築し、他領域のシステムとスムーズかつ迅速に連携することで、分析と活用を可能に
- 従来の基幹系「SOR」:パッケージを最大限に活用するアプローチ「Fit to Standard」を採用し、クラウドを利用することで短期間かつ低コストで効率化。「2025年の崖」を超えるシステムに
Data/Digital:データドリブンカルチャーを実現する取り組み
ABCDのD、最後のキーワードは「データ/デジタル」だ。データ戦略は、以下3つの枠組みで推進していくという。