実は「やりたいことが明確な新卒」をあまり採用しなかったリクルート
曽和:私はリスキリングについては素人ですが、これからの世の中で役立つことを学ばないと意味がないですよね。だから、社会の流れやマーケットの動きをウォッチしていくというのがベースになるはずです。その点、リクルートではこれから重要性が増す領域に自分を適応させていくようなリスキリングが自然と行われてきたように思います。
リクルートは一見キャリアコンシャスな人が集まっているように見えるかもしれませんが、最初からキャリアの道筋を決めているような人は実はそんなに採っていないんですよね。何かをしたいんだけど、何をやりたいか分からない、という人をあえて採用していました。だから、次の世の中に足りてない人材は何かというのを見て、自分が役に立てそうな穴があれば、そこにスッとはまりにいくような人が多いと思います。