チームラボ猪子氏による「境界がない世界」への解
続いて、チームラボの猪子氏がチームラボ ボーダレスに込めた想いや、提供したい顧客体験について語った。
作品の境界がなく、すべてがつながっている一つの世界を作りたいと思っていました。世界には本来境界がなく、われわれは連続性の上で生きているはずです。しかし、都市は境界だらけで、「境界があることが正しい」という感覚になってしまっています。そこで、境界のない、一つに繋がっている世界を都会に作りたいと思い、チームラボ ボーダレスを始めました。
これまでもチームラボでは「境界がない世界」を表現しようとしてきた。しかし、どうしても小さなサイズになってしまい、それが一つの作品に見えてしまうという問題があった。そこで、人間の身体と比べて相対的に大きなサイズにすることで、境界線がない一つのつながっている世界を作りたいと考えるようになったという。