KINTOが目指す未来のモビリティサービス
こうしたサービス改善の先に、KINTOはどのような未来を見据えているのか。本條氏は、以下のように未来の展望を語る。
「KINTOは単なるリース、クルマのサブスク事業だけの会社を目指しているわけではありません。今までにない移動の喜びを創造する、モビリティの会社でありたいと考えています。“移動したい”という想いは人類共通ですが、どう移動したいかは、一人ひとりその日の気分でも異なります。私たちは、モビリティを豊かにすることで、お客様の“行きたい場所”や“やりたいこと”を増やしていきたいと考えています」
今後はグローバルでシームレスな移動の提供もテーマの1つだ。2019年から、欧州やアジアの一部などでモビリティサービスをKINTOブランドで展開している。また、「Whim」で知られるMaaSグローバルにも、KINTOの親会社であるトヨタファイナンシャルサービス社から資本出資し、業務提携を始めている。こうした取り組みで、世界のどこでもいつも使っているKINTOブランドで移動できる未来を実現することが夢だと話す。