デザインとは「主体が望むより良い状態を、自ら少しずつ作っていくことの繰り返し」である
デザインの主体が、デザイナーだけではなく、より多くの人にひらかれているということは、専門職能のハードスキルとしてのデザインというより、教養的なソフトスキルとしてのデザインという側面に着目した考え方だと理解できます。
代表的なものとして、IDEOが有名にした「デザイン思考」というアプローチあります。優秀なデザイナーの思考プロセスを模したこのフレームワークは、デザインのプロセスを体系化すると同時に、デザインの制作物に関する「美しさ」の観点をあえて省略することで、デザイン自体の活用をさまざまなプロジェクトで爆発的に広めることに寄与しました。