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DeNAでの成功体験から大企業との共創まで。Relic北嶋氏が語る、新規事業キャリアと次の展開
日本企業の新規事業創出が、大きな転換点を迎えている。コロナ禍を境に経営層の危機意識は高まり、新規事業やDXは経営アジェンダの中心に据えられるようになった。そんな変化の最前線で、大企業やスタートアップの事業創出を支援し続けてきたのがRelicグループだ。代表取締役CEO/Founderの北嶋貴朗氏は29歳で起業。「日本企業の強みとデジタルテクノロジーを掛け合わせれば、桁違いのインパクトを生み出せる」という信念のもと、単なる“支援”を超えた“事業共創”に取り組んできた。創業10周年を迎えた今、日本企業の新規事業環境の変化と次の10年への展望を聞いた。
いま、あなたの会社で新規事業は生まれていますか? 本特集は、未来を創るために奮闘するすべてのビジネスパーソンに贈る、実践的な知見の集積です。アイデア創出のヒントから、組織を動かすマネジメント、AI・デザインといった手法、そして先駆者たちのリアルな挑戦の歴史まで、Biz/Zine編集部が多角的な視点で日本企業の新規事業開発の核心に迫ります。
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営業一筋の40代半ばから社内起業家へ。リコーグループ発 田畑氏に聞く、部門解散を経て掴んだ事業化
2026年4月、大企業の社内起業家にスポットを当て、その事業を表彰する「日本新規事業大賞」の第三回が開催される。これに先立ち、昨年開催された第二回でファイナリストに選ばれたリコーグループ発の新規事業「Raptor VISION」の責任者を務める、PFUの田畑登氏にインタビュー。40代半ばで初めて新規事業に挑み、新規事業部門の解散や親会社の変更といった逆境を乗り越えて事業を形にしてきた田畑氏。なぜ挑戦を続けることができたのか。立ち上げの経緯と、事業を成長させるポイントを探る。
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iモードからCVC代表再登板まで。NTTドコモ・ベンチャーズ笹原氏が語る、30年の新規事業史
2025年7月、NTTドコモ・ベンチャーズ(NDV)の代表取締役に「2年ぶり2度目」の就任を果たした笹原優子氏。今回は自ら「CCO(チーフ・カルチャー・オフィサー)」として、組織変革にも挑みます。 そのキャリアは「iモード」の黎明期に始まり、社内起業制度「39works」の創設、1度目のNDV代表、そしてドコモ本体での大規模事業のグロースと多岐にわたります。 プレイヤーと制度設計者、社内での0→1と社外との共創、そして事業開発と事業拡大。あらゆる立場からイノベーションに向き合い続けてきた笹原氏の「新規事業史」を紐解きます。
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大東建託の「HIRAKU」が実践した人事連携の進め方。会社を救う“気概ある人材”を新規事業で育てる
前編では、大東建託が制度運営に「THE MODEL」を導入し、応募数を3倍に急増させた“入り口”の改革について伺った。続く後編では、通過後のプロセスと事業化の“出口”戦略を深掘り。「一寸先は崖」と定める厳格な撤退基準や、既存事業部を説得するロジック、人事部との連携の工夫などを、同社イノベーションリーダーの遠藤勇紀氏に、イノベーション鈴木氏が聞いた。
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新規事業提案制度を「The Model」で科学する。大東建託遠藤氏に聞く、応募者を急増させた具体施策
多くの大企業が導入する新規事業提案制度だが、回を重ねるごとに応募数が減少し、形骸化に悩む事務局は少なくない。大東建託は、制度の大幅リニューアルによってこの壁を突破。前年比3倍となる344件もの応募を集め、再成長カーブを描き出した。その裏にあったのは、「社長になれる」という外発的動機を捨て、「個人の成長」を事業の成長につなげるというコンセプトへ大転換。そして、「The Model」による科学的なプロセス管理だった。「パワポ廃止」「横文字禁止」など、現場のリアリティを徹底的にハックし、熱量を引き出した制度設計の全貌を、同社イノベーションリーダーの遠藤勇紀氏に、イノベーション鈴木氏が聞いた。
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制度なし・業務外・自己資金で切り拓いた新規事業。日本製鉄発 小林氏が語る、事業化の「熱意」と「大義」
2025年5月に開催された「第二回 日本新規事業大賞」。オーディエンス賞に輝いたのは、日本製鉄発のKAMAMESHIだ。代表の小林俊氏は、社内に新規事業制度が整っていない中、自らの資金と時間を投じて事業を形にし、出向起業へと至った。 道なき道を切り拓く、その熱意の源泉はどこにあるのか。事業立ち上げの経緯と、事業を成長させるためのポイントを探る。
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「つくる力」の民主化でデザイナーは不要になる? テクノロジー×デザインで切り拓く事業開発の新境地
AIやロボティクスの進化は、モノづくりのプロセスを根本から変えつつあります。生成AIや3Dプリンターなどの普及により、かつて専門技能を要した工程が「誰でも扱えるもの」となり、事業開発における仮説検証のサイクルは劇的に高速化しました。こうした技術が「人間にしかできない」作業を代替していく中で、今改めて問い直されているのが「人間の役割とは何か」という根源的なテーマです。技術が高度化するほどに浮かび上がる、人間にしか担えない価値とは何なのか。連載最終回となる今回は、事業開発の現場視点からテクノロジーとデザインの関係性を掘り下げ、これからの時代における私たちの働き方と価値創造の行方を探ります。
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なぜ清水建設は社員の「独立・起業」を後押しするのか。CV制度運営者に聞く、挑戦支援の仕組みと狙い
1804年創業の清水建設は「NOVARE(ノヴァーレ)」というイノベーション部門を核に、建設という枠を超えた新規事業創出と社会課題解決に取り組んでいる。その一環として運営されているのが、社員の起業を促進・支援する「コーポレートベンチャリング(CV)制度」だ。この制度の最大の特徴は、最終的に「独立・起業」を前提とし、外部のベンチャーキャピタルからの資金調達を必須条件に組み込んでいる点にある。なぜ伝統ある大企業が、あえて人材の「流出」とも見える独立を後押しするのか。本制度の運営事務局を担当する榊原勲三氏に、制度の変遷、ユニークな仕組み、そしてその背景にある戦略的な狙いについて、イノベーション鈴木氏が伺った。
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客室乗務員から社内起業家へ。ANAホールディングス渡海氏が語る、“顧客の声”が導いた事業拡大の裏側
2025年5月、大企業の社内起業家とその事業を表彰する「日本新規事業大賞」の第二回が開催された。今回は審査員特別賞を受賞した、ANAホールディングス株式会社発の新規事業「ANA Study Fly」責任者、渡海朝子氏にインタビュー。客室乗務員から新規事業へ挑戦することになった渡海氏は、「わからないことばかりで恥ずかしかった」と振り返る。その苦しみをどう乗り越えたのか。新規事業を軌道に乗せるためのポイントと今後の意気込みを聞いた。
