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新規事業の専門家たちが振り返る「日本新規事業大賞」──次のトレンドは「ディープテックの事業化」
2025年5月、日本最大級のスタートアップ展示会「Startup JAPAN 2025」内で、大企業の社内起業家たちに光を当てた「第二回 日本新規事業大賞」の最終審査が開催される。3月から始まる選考を前に、新規事業支援の最前線に立つ専門家たちから、株式会社アルファドライブ 代表取締役社長 兼 CEO 麻生要一氏、株式会社quantum 代表取締役社長 共同CEO/東京科学大学 イノベーションデザイン機構 特任教授 及部智仁氏、株式会社ゼロワンブースター 代表取締役 合田ジョージ氏、株式会社Relic 取締役CRO 大丸徹也氏の4名が集い、昨年の「第一回 日本新規事業大賞」を振り返りつつ、日本の新規事業の現状と課題について議論を交わした。モデレーターは、「日本新規事業大賞」の“言い出しっぺ”である土井雄介氏が務めた。
日本の大企業における新規事業はこの10年でどのように変化してきたのか。いま何が課題で、何が期待できるのか。10年以上「新規事業開発」を追い続けたBiz/Zineの注力特集ページになります。
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新規事業の成功に向けたインキュベーション戦略──“勝てる”事業ポートフォリオのつくり方
本連載では、日本の大企業からベンチャー・スタートアップまで幅広い企業の新規事業開発の現場に携わってきた筆者の経験や視点から、VUCA時代と言われる現代の経営における新規事業開発やイノベーション創出への取り組みをご紹介。現場の新規事業開発の責任者や担当者だけではなく、それを牽引しマネジメントする立場にある方にとっても重要な、新規事業開発プロセスの全体像や各フェーズにおける課題、解決アプローチについて考察します。第5回となる今回は、前回に引き続きビジョンから連なるインキュベーション戦略の策定に向けた残りの検討ステップや論点について解説します。
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大企業の“飛び地”新規事業からIPOを目指す──NTTドコモ発スタートアップRePlayceの挑戦
2025年6月に開催される「Biz/Zine Day 2025 June」では、「『docomo STARTUP』が生み出す大企業発の起業家」と題した講演が行われる。それに先立ち、2024年にNTTドコモからスピンアウトした株式会社RePlayce Co-Founder 代表取締役CEOの山本将裕氏にインタビューを実施。NTTドコモで「はたらく部」を立ち上げた経緯やスピンアウトを選択した理由、新規事業「HR高等学院」の進捗について話を聞いた。
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“意義”と“定義”で整理する6パターンの事業開発──多様なアプローチをケースバイケースで使いこなす
本連載では、日本の大企業からベンチャー・スタートアップまで幅広い企業の新規事業開発の現場に携わってきた筆者の経験や視点から、VUCA時代と言われる現代の経営における新規事業開発やイノベーション創出への取り組みをご紹介。現場の新規事業開発の責任者や担当者だけではなく、それを牽引しマネジメントする立場にある方にとっても重要なエッセンスについて、新規事業開発プロセスの全体像や各フェーズにおける課題や解決アプローチについて考察します。第4回となる本稿では、前回に引き続きビジョンから連なるインキュベーション戦略の策定に向けた残りの検討ステップや論点について解説します。
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“趣味”が新規事業に──NTTドコモ発新規事業 e-Craft額田氏に聞く、事業成長のポイント
2025年5月8日、日本最大級のスタートアップ展示会「Startup JAPAN 2025」内で、大企業の社内起業家たちに光を当てた「第二回 日本新規事業大賞」の最終審査が開催される。この開催に先立ち、昨年の第一回でファイナリストに選出された、NTTドコモ発スタートアップ、株式会社e-Craftの代表取締役 額田一利氏にインタビュー。事業開発から会社設立までの経緯と日本新規事業大賞を受賞したことによる変化、新規事業を成功させるためのポイントを聞いた。
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生成AIは「サービスデザイン」をどう変えるのか──活用形態の4つの型、アイデア検討の3ステップとは?
生成AIの登場によりビジネスの様々な領域で革新的な変化が起きています。特に近年、そのアプローチが成熟してきた新規事業開発の分野でも、生成AIの活用が大きな可能性を秘めています。本連載では「生成AI×事業開発」についてあらゆる角度からその可能性を紐解いていきます。第三弾となる本稿では、株式会社NEWh(ニュー)で大企業の新規事業・サービス開発の支援を行うとともに、NEWh内の生成AI×事業開発に特化した専門組織「AI Innovation Node」で生成AIを活用した革新的な事業開発メソッドの開発に取り組むService Designerの古川亮太朗が、生成AIを導入したサービスアイデアを検討するための視点とサービスアイデアの創出方法について解説します。