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ガリバー、事業創造プログラムの「Demo Day」で二次審査通過3チーム全ての事業化を決定

事業創造プログラム「Gulliver Accelerator」の成果を発表

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 ガリバーインターナショナルは、12月17日、7月から運営しているベンチャー企業との事業創造プログラム「Gulliver Accelerator」の成果を発表する「Demo Day」を、都内で開催した。「Demo Day」では、二次審査通過3チーム全ての事業化が決定された。(写真は左から、トイロ・佐瀬和久氏、gCストーリー・高村健一氏、ハタプロ・伊澤諒太氏)

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 「Gulliver Accelerator」は、ガリバーのもつアセットと、ベンチャー企業が持つスキルやノウハウをマッチさせることで、クルマ社会に新たなイノベーションを生み出そうとする試み。7月8日~8月3日までのプラン募集期間には、約150チームから応募があり、ビジネスプランコンテストを経てアクセラレータプログラム参加対象となるスタートアップ3社を選出した。

 選ばれた3社は、3か月間にわたり、社内外のメンターによるメンタリングや共同開発を行った。「Demo Day」の当日は、150チームガリバーのIT事業戦略の発表とともに、「Gulliver Accelerator」参加各社による取組みの成果プレゼンテーションおよび表彰が行われた。

 最優秀賞を受賞したのはハタプロで、代表取締役・伊澤諒太氏は、「光栄な賞をいただきすごく嬉しい。3か月間の本プログラムにより、次世代に有用な端末をガリバーとともに開発するに至った。今後も一緒に新しいものをつくっていきたい。」と意欲をみせたという。

 また優秀賞はgCストーリーで、賞金30万円が贈られた。新規事業開発室の北島昇氏は、「新しい事業をつくっていこうというときに大切なのは、同じ志をもった人同士。こういった取り組みは続けていく。本プログラム以外にも門戸は広く開けているので、多くの方にアプローチしていただきたい」と、今後も柔軟にチャレンジングな事業に取り組んでいく姿勢を強調した。

 二次審査通過し事業化が決定された3チームは次のとおり。

 (1) トイロ:「キュレーションメディア」

 トイロは、2012年創業のITベンチャー企業。自社メディアの企画開発運営と、自社用に開発したツールの外部提供を行っているトイロは、ガリバーのアセットを活用した「キュレーションメディア」事業で、本プログラムを経てキュレーションメディアを開設した。

 ガリバーのもっている車両情報、在庫情報、購買データをもとに、「ガリバーならではの情報」「キュレーターが厳選した情報」「感情検索に対応した情報」を掲載。リリース1か月で新規ユーザーが64.3%になるなど、新規潜在顧客へ訴えかける可能性を見せ、直近の目標は100万MAUの達成。月間新規顧客数は570人、売上にして8.5億円に達することが見込まれる。

 (2) gCストーリー:「自動車検査員クラウドソーシング」

 gCストーリーは2005年設立、「IT×ネットワーク」をコンセプトに、職人とのつながりと効率化を武器にしている。本プログラムを経て、gCストーリーが開発したのは自動車検査員クラウドソーシング。

 gCストーリーの強みは看板業者の「全国ネットワーク」「職人のオペレーション管理」「職人の発掘、教育、評価」という3つ。これまで4300社の看板業者を活用し、チェーン本部向けに全国一斉施工の窓口を一元化し、多重構造を変革した実績もある。直接やりとりをすることで低コスト、短納期が実現できる。

 客観的な中古車の評価システムを低価格で全国に提供することにより中古車のCtoC販売への役立ちが期待されている。来春には本サービスの本格的発足を見据える。

 (3) ハタプロ:データ収集&分析「flagle.io」

 ハタプロは、「インターネット×モノ」をテーマに、さまざまなハード開発をしている。本プログラムを経て、ヘッドレストに付けるだけで加速度、温度、二酸化炭素、花粉、騒音、位置情報などを自動収集し、データ化&分析を行うflagle.ioを開発した。

 狙う市場は、高齢運転者問題や危険運転問題を予防するための「車内見守り市場」だ。現在は通信環境の不安定さ、パーツ価格が高いことなどから法人向けの高価なサービスしかないが、低価格SIMの登場など通信コスト削減や技術革新によるハードウェアの低コスト化により個人、中小企業向け、安価で手軽なサービスをめざす。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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