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クラスキャット、GPU対応深層学習システム「TensorFlow」が利用可能なマネージドサービス

「ClassCat Jupyter Service for Deep Learning」をAWS EC2で提供

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 クラスキャット(東京都港区赤坂)は、米Google社によりオープンソース化された深層学習フレームワーク「TensorFlow」を軸とする、GPU(Graphics Processing Unit)対応の高速機械学習マネージドサービス「ClassCat Jupyter Service for Deep Learning」をAWS上で1月6日から提供すると発表致した。「TensorFlow」のほか、「Caffe」や「Pylearn2」も利用可能だという。

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 深層学習は機械学習の一分野で、多層構造な深層ニューラルネットワーク(DNN:Deep Neural Network)における最新の学習手法。深層学習は、分類問題をはじめ機械学習全般の問題に役立つとされ、主として画像認識や音声認識などで強力なパターン認識力を持つことが実証されているという。

 「ClassCat Jupyter Service for Deep Learning」では、「TensorFlow」をはじめとする深層学習に特化した各種フレームワークをGPUの利用により高速化を図ったマネージドサービスとして提供する。

 新サービスは、Amazon EC2のG2インスタンスを利用した高速な汎用目的計算(GPGPU:General Purpose computing on GPU)環境上に構築されている。Ubuntu 14.04 LTSをベースにGPU対応ドライバおよびアクセラレータがインストール済みで、GPUに対応したPython数値計算ライブラリTheanoが利用可能だという。Theanoは、Numpyと良く統合され、GPUによる高速化や自動微分をサポートする、機械学習ライブラリ構築を支援する定番の数値計算ライブラリ。

 新サービスは、米Google社により昨年11月にオープンソース化された深層学習フレームワーク「TensorFlow」を軸としている。「TensorFlow」は、多くの優れた特徴を持っており、例えばデータフローグラフとして表現できさえすれば(ニューラルネットワーク以外でも)処理できる柔軟性があり、同じコードでCPUでもGPUでも動作し、トレーニングされたモデルのモバイルシステムへの配備も可能なポータビリティがあるという。

 新サービスは、深層学習のデファクトスタンダードであるフレームワーク/ライブラリ「Caffe」および「Pylearn2」も併せてサポートする。「Caffe」は、BVLC(Berkeley Vision and Learning Center)で開発されているフレームワークでGPUの利用をサポートしている。特に画像認識の分野で高い評価を受けているという。

 「Pylearn2」は、モントリオール大学で開発された、YAML形式で定義を記述するタイプのフレームワークで、GPU対応のTheano上に構築されている。

 また新サービスでは、Jupyterサービスが提供され、深層学習の各種チュートリアルも Jupyterから利用可能になっている。Jupyterは、データサイエンスや科学技術計算分野で利用が期待されるWebインタラクティブな環境で、Web ブラウザから手軽に利用可能となっている。

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